活動記録

クラス写真

  • 全学年
2021年4月23日

五月人形を背景にしてホールでクラス写真を撮りました。

年長児が年少児と手をつないで、ホールに連れてきてくれました。年長児は年長組に進級して、まだ一ヶ月も経っていませんが、年長児としての自覚が感じられました。年長児に助けられた写真撮影でした。年中児は、少し前まで赤バッチだったと思えないほど、黄色バッチが似合っていました。年少児は初めてのクラス写真に挑戦しました。保育者が泣く子どもに声をかけたり、抱っこしたり、撮影場所から走り去る子どもを追いかけたり・・・みんなでいろんな汗をかきました。でも、子ども達、とっても可愛かったです。

入園当初は登園して、自分の保育室に向かう途中で先に登園して遊んでいる子どもに気をとられ、自分の持ち物を始末することを忘れてカバンをかけて遊びに入っていく子どももいました。最近では、持ち物の始末をして園庭で遊ぶという幼稚園生活の仕方を知り、自分で身の回りのことをしようとする姿も見られるようになってきました。

日本の多くの家庭では「上履き」と「外履き」の区別がなく、室内では裸足、戸外では履物というパターンが普通です。幼稚園生活だけの「上履き」という生活が定着するまで、慌てないでゆっくりと見守りながら声をかけていきたいと思います。

園庭で遊んでいる子ども達に、「お部屋にもどろう!」「また、遊ぼうね!」と子どもたちに声をかけるとほとんどの子ども達がすんなりと保育室に戻ってきます。満足できるくらいに『思いっきり体を動かして遊ぶこと』って大切ですね。遊びながら、たくさんのことを学んでほしいと思います。

子どもは泣くことで不安な気持ちを少しずつ和らげていきます。我慢してしまうと、不安感や悲しみを心に閉じ込めてしまい、何日もたってから突然泣き出すことことがあります。「泣いていいよ!」「お母さんも泣きたいよ!」と言葉にして、我慢させないようにしてあげてください。送り出す時、「必ずお迎えに行くからね!」と言い、迎える時は「会いたかったよ!」と抱きしめてください。

園生活に慣れるまでは、「泣かないでね」「お利口さんでいてね」と言わないでください。「かなしい」、「つらい」「いやだ」と言葉で訴える代わりに「泣く」という行動をとります。「泣かないで」と言われるとなくことは悪い事だと我慢して、感情を外に出さなくなります。まだまだ、自分の思っている事を言葉で表現する事が難しいのです。

ある子は、「ママ、くる?」「ママ、くる?」ずーっと泣きながら言っています。「お給食食べたら、お家に帰るからね!」と言うと「おきゅうしょく たべたら ママ、くる?」と繰り返し言いながら自分の気持ちを落ち着けようとしています。また、「自分が幼稚園にいる間、一人で家にいるお母さんがかわいそうだから」と泣いている3歳児もいます。

全く馴染みのないトイレで排泄したり、胸いっぱいで給食に手がつけられなかったり・・・「幼稚園は楽しいところ」と言われても子どもは経験してみないと分かりません。早く幼稚園が心の拠り所になることを願っています。

子どもが幼稚園にいきたがらない時、心配で泣きたくなる時もあるでしょう。保護者の皆様と一緒に育てていきたいと思っていますので、なんでもお話しください。