３月の築山につづき、一級建築士で大学でも教鞭をとられている井上寿先生に教えてもらいながら、事務所前のウッドデッキを２階建て拡張部分と丸太の一本橋を作りました。

ウッドデッキの拡張部分については設計図を描いてもらい、木材に自然公園でも使われる、体にも優しい防腐剤を塗り、寸法に沿って木材をカット、それを設計図通りに組み合わせて、２階部分を作っていきました。

丸太の一本橋は地面に穴を掘って、そこに丸太を立てて、切込みを入れました。一方で固くて地面を掘ることができない場合には、丸太を交差させてビスで固定し、交差部分を作りました。切込みと交差部分に丸太を横たえて、一本橋をステージから築山につなげました。丸太の一本橋は全体で安定していて、乗ってもびくともしません。

ウッドデッキの拡張部分では、２階部分に上がるためのハシゴなどはなく、丸太と短いロープのみで上がれるようになっています。難易度はなかなか高めで先生達でも挑戦してみましたが、なかなか登れませんでした。難しくすることによって、子ども達の挑戦する意欲をもったり、達成感を感じる事ができます。何よりも誰もが簡単にできる遊具で無く、一定の運動能力、運動神経がないと登れないために、２階部分からの転落などのハザード（予期せぬ危険）の可能性をなるべく排除しています。

簡単にできてしまうことがハザードになることから、安全のために大人は見守ることはしますが、手伝うことはせずに子どもの考えを優先し、子どもが無理をしないように声掛けも最小限にすることを幼稚園での共通のルールとします。保護者の方におかれましてもご協力をお願いします。