緊張する・・・
年長の卒園が迫り、先生たちは朝の歌もあと何回、給食を一緒に食べられるのもあと何回か…と当たり前だった日常が終わってしまうことを寂しく思う中、子どもたちの変わらない元気いっぱいの姿を見て、寂しがっている場合ではないぞ!と、最後まで楽しもうと笑顔で過ごす日々を送っています。
そんな子どもたちと生活発表会を終え、次に取り掛かったのは卒園式の練習でした。
大きな声で返事をしたり、かっこよく行進したり、歌を歌ったり。卒園の歌は子どもたちとこんなことがあったよねと3年間を振り返りながら練習をしていると、
「卒園したくない」「バイバイ嫌だな」
と涙を流しながら心を込めて歌ってくれる子もいました。
幼稚園で出会った友だちや、生活とのお別れを実感しているようでした。
卒園式のリハーサルは、本番のように音楽を流し司会進行されて行いました。
練習のように大きく手を振って入場する顔は立派に見え、真剣な様子を見せる子どもたちにつられて担任も気を引き締めて見守ります。
卒園証書授与では、部屋で元気よく返事をしていた子どもたちでしたが
「…はい」
と控えめな返事になってしまい、緊張が伝わりました。
心の中で頑張れと応援しながら一人ひとりの名前を呼んでいきます。
卒園式ではお父さんお母さんも見てくれるぞと張り切る子ども、やっぱり緊張しちゃうと小さくなる子どもがいると思います。でも、子どもだけでまっすぐ整列し、舞台にあがる姿は、4月と比べるととてもかっこいいです!
歌や言葉を大張り切りで披露したときに、フライングして一人の声が響いた瞬間がありました。やっちゃった!という表情をする子どもが可愛くて、も~!といった表情でツッコミをいれる友だちとのやり取りも、1年間過ごした仲間とのほほえましい瞬間だと感じました。
卒園式はそのクラスのカラーが出る瞬間がたくさんあり、色々な感情がこみ上げるリハーサルとなりました。
3日後、いよいよ卒園ですね。
最後までいっぱい笑って、いっぱい楽しんで、素敵な思い出を残しましょうね!