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どっちも頑張りたい!
「先生、指が動かない・・・」「耳が痛い・・・」
そんなことになるまで何をしていたかというと、もちろんみんな大好き外遊びです!
積もらないけど、雪が降る日が多いですね。子どもたちも降り出すたびに窓の外を眺めては「雪だ!」と大興奮です。毎日のように降る雪に対して最近では、
「粒が大きいね」「次はびちゃびちゃすぎる」「これは雪じゃなくてあられだよ」
と議論を交わす姿が見られます。
そんな中年長は、発表会の練習と共に外ではドッジボール大会に向けた練習をしていました。来週に大会が控えていることを知ると「やるぞ~!」と気合いを入れて外に飛び出して行きました。
最初ルールはもちろん外野、内野もわからずボールに当たったら移動?わからない!といった様子でしたが、今ではルールを理解しているからこその声掛けが聞こえるようになってきました。子どもたちの中には投げることが得意な子もいれば、避けることが得意な子もおり、それぞれが得意なことで輝く場面が多く見られます。
「最初は避けるのが上手だったのに、上手く投げれるようになったら今度はたくさん当たるようになっちゃった。どっちも頑張りたいのに~」
という子が出てきて、他の子どもたちも自分もよく当たっちゃうんだよと話し合う姿がありました。どうしてだろうと子どもと一緒に考えてみて気づいたのは、はじめはとりあえずボールに当たらないように避けようとしていた子どもたちが、ルールを理解し、勝ちたいという気持ちが芽生え、どうしたら勝てるのか・・・そうか、ボールを取って当てればいいんだ!と積極的に動くようになったことで、自分からボールに向かう場面が増え、その分自分も当てられてしまうことが増えたということでした。
そのことを子どもたちに伝えると、納得したようで「強くなってる!?」と前向きに捉えてくれていました。
試合中には、「取ったらすぐ投げるんだよ!」「それ外野ボールだよ!」「背中向けたら当てられるよ!」と大きな声で声を掛け合っているので、担任が口を挟む隙がないほどです。そんな一生懸命な姿を見ているので、大会ではぜひ勝利してほしいなと年長の先生たちは思っています。先生は試合に参加できないけどコートの側で応援しているので、一緒に頑張ろうね!